森に放たれた動物が生態系を壊す

動物園に居る動物がかわいそうだと、子供が泣いてしまいました。
先日、子供と動物園へ行ったのですが、檻に入っている動物を見て子供が泣いたんです。

かわいそうだから出してあげてとせがまれても、どうすることも出来ませんでした。
エサをもらっているから大丈夫と言っても、外で遊べないと子供が訴えます。
さらに、絶滅しそうな動物も居るから、人間が保護しているんだと説明しました。

でも、子供は最後まで自由に生きる方が良いと言うのです。
私はその言葉にしっかりした返答を返せませんでした。
なぜなら、子供の言葉に共感してしまったからです。

よくよく考えてみれば、人間の都合で管理している動物が多いなと感じました。
沖縄ではハブ退治のためにマングースを森に放ちましたが、昼行性と夜行性の違いでまったく効果が出ませんでした。
その結果、マングースが大量に繁殖してしまい、今では駆除して回っている状態です。
人間の都合で放たれた動物が、人間の都合で殺されて行く、不条理な現実です。

森に放たれた動物が生態系を壊してしまう、それは問題です。
でも、そもそも森に動物を放ったのは人間です。
何だか自分勝手だなと、この歳になって気分が悪くなりました。

どのように伝えれば、そして何が正しいのか分からなくなります。
例えば、マングースは生態系に影響を与えてしまうので、捕まえて殺処分が正しいのでしょうか。
それともマングースが居る生態系を是として見守って行くのが良いのでしょうか。
どちらにしても失われる命はあるので、正しい答えなんて無いのかもしれません。
子供には、今の気持ちをありのままに伝えることにしました。
納得は出来ていないようですが、理解はしてくれたようです。

動物園に遊びに行ったつもりが、かなり深いテーマを持ち帰ることになってしまいました。
でも、環境問題や動物の生態系について、子供と話し合う時間が持てたのは良いことです。
子供には将来、環境や動物に優しさを持てる大人に育ってもらいたいですね。

master

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