手洗い・消毒剤からの「手荒れ」を防ぐ

手洗い・消毒剤からの「手荒れ」を防ぐ

手洗いは重要だが、手洗いによる「手荒れ」の対策も重要ですよね。
今日は、そのあたりのことについて書いていきたいと思います。

手が荒れるとどんな問題が起こるか

手を洗いすぎたり、消毒剤によって手荒れしてしまう人がいます。手洗い・手指消毒を頻繁に行なうと、皮脂やNMF(Natural Moisturizing Factor:アミノ酸などの水溶性天然保湿成分)が流出し、また角層タンパクが変性することによって、皮膚の水分保持機能が低下し、皮膚の乾燥を招くことになります。この皮膚が乾燥した状態が、いわゆる手荒れです。

特に、消毒剤で頻繁に手を消毒していると、皮脂が失われやすいことから、手の水分保持機能が低下しやすく、手がカサカサの状態になってしまうことがあります。事実、手を頻繁に消毒する医療従事者の70%以上の人が、手荒れを訴えていると言われます。手が荒れると、衛生管理上もよくない、次のような現象が起こります。

  • 皮膚常在菌の増加
  • 病原菌の獲得・定着
  • 乾燥したり皮膚より、菌の付着した楽屑の飛散

また、手荒れすることで、手を洗ったり、消毒したりすることそのものを敬遠したくなります。これを、「手洗いのコンプライアンスが低下する」と言います。

三段階の対応策

手荒れに対する対策としては、その段階に応じて三つの方法があります。

「水分保持機能が低下した段階」、つまり低度の段階では、保湿クリームによって水分保持機能を補うだけでも大きな効果があります。日々のケアで悪化を食い止めることができるのです。

「角質バリア機能の一部が失われてしまった中程度の手荒れ」では、皮膚形成機能をサポートする必要があります。皮膚にバリアを作るようなローションを使用することにより、バリア機能を補完するわけです。

さらに悪化して、「角質バリア機能がほとんど失われてしまう」と、皮膚そのものではなく、手袋によってケアする必要があります。まずは手荒れの状態を医師に診断してもらい、対応策を検討するようにしましょう。

master

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